ゴーストバスターZERO
第33話(罠)
おっす!
俺は零!
魔界と人間界に続く
長い階段で
手こずっているんだけど

幻術使いの
幻狼のバトルは
中々苦戦中だよ…

そして
単眼鬼
剛腕鬼のヤツに
別の
トンネルを
掘らせた
俺は
実はもう1つの
狙いがあったんだよ…


それは
後で分かるからね!!


……第三十三話(罠)


幻狼の拳を
阿修羅太陽拳で
破壊した俺は

左右対称の部屋の
右を迷わず開けた


ソコにいた
魔物とは……




広い二十畳はある部屋の
真ん中にテーブルがあり
その上には
色鮮やかな箱がある

箱の蓋には
閉じた目のマーク


なんじゃこりゃ?
(↑ジーパンか?)
(↑太陽にほえろだけど…)


魔物が
この中に
潜んでいるのか?

それとも
お宝が隠されてるのか?
(↑欲は出すな!)
(↑また土竜になるぞ!!)


危ないな…

この部屋に
謎の箱…


開けてはイケない
気がする…


かつて
パンドラの箱と
言う話があったよな…

確か全能の神ゼウスが
パンドラに渡した箱

人間界に戻った
パンドラは
好奇心で開けてしまい
箱より
あらゆる災厄
病気等が
飛びだし

慌てて閉めた
パンドラは
箱の中に
希望だけが
残ったって話
だったような気がする…
(↑間違ってたらゴメン!)

開けてはならないようで
開けたくなる自分


どうしようかな…
(↑ノンキに考えないで、次に行けよ!)
(↑幻狼を締め上げて箱の事を聞くのが一番だろ!!)

ツッコミ君よ…
(↑なんだよ…)
(↑殴るのか?)


ナイスショット!!
(↑ナイスアイディアだろ!!)
(↑ビビったじゃねぇか!)

単眼鬼も
言ってたよな…

左右対称の部屋にいる
魔物は半端なく強いって
(↑おりこうさん!!)
(↑早く出るぞ!!)


振り返ると

扉が
消えて無くなっていた…



上等だ!!
無いなら壊すまでだ!!

「阿修羅爆裂拳!!」

ゥオリリャャ~!!

ドドスコスコスコスコ
ドドスコスコスコスコ
ドドスコスコスコスコ

ハイ!
爆破!!
(↑スコスコ!!)
(↑違ったズコッ!)


シ~ン…

アレッ?

爆裂拳が効かない…
(↑お前がフザケたからだろうが!!)


てか…
この部屋…

さっきより
狭くなってる
気がするのは
気のせいか?


もう一度だ!!

「阿修羅太陽拳!!」
ゥオリリャャ!!


ドスッ…

シ~ン…


グググッ…



何だ?

はるみか?
(↑エド付けないと分からんぞ!)
(↑それはグーの方だろ!)

壁に攻撃を
さらに仕掛ける!!

場所は間違ってないはずだ!
だって真っ直ぐに歩いて
来ているからね…
そしてあの箱
振り返り
戻ったから
間違いはないはずだ…
(↑確かにな!)


まだまだ行くぜ!!

「阿修羅火炎モード!」
「阿修羅火炎斬!!」

ゥオリリャャ~ァ~!!


…シ~ン…

グググッゴゴ…


部屋が
衝撃を受ける度に
狭く、狭くなってる…

ヤ、ヤバイ

壁が…


挟まれる…


さっきのテーブルを
見ると

あのテーブルの大きさに
止まるみたいだ!!
(↑早くテーブルに乗れよ!!)


んな事分かってる!!


オリャ~


間一髪で
テーブルの上に
飛び乗り


読み通り…
テーブルの大きさで
壁が止まった


危ねぇ…危ねぇ



この部屋は
何なんだ…


ホッとした時
箱の目が開き
手も触れてないのに
箱がゆっくりと開き


俺は…

その箱に
吸い込まれて行った!!


「ウァァァアア…」


パタン…



第三十三話 続
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