ゴーストバスターZERO
第36話(合体)
オッズ!
俺は零!
(↑競馬か?オッスだろ!)(↑わずか2行目にして早くもツッコミか?)

ツッコミ君よ…
(↑なんだ?やってもいいんだぜ!)

作者に何か差し入れしただろ?
(↑う…!?そ、それは…)

どうなんだよ…
はっきり言えよ…
(↑あ、いや、その…)
(↑1人寂しく、暗い作業場で…)
(↑寒そうに、小説を書いてたから…)

で?
(↑缶コーヒーと、どら焼を日頃の感謝を込めて…)
あげたのか?
(↑は、ハイ…(泣)

ヤツは喜んでたのか?
(↑ブルブル震えながら、鼻を垂らして、嬉しそうだったよ…)

ツッコミ君よ…
(↑なん…でしょうか?)

あのな…
お前がそういう事すると
俺までしなければならなくなるだろ!
(↑ハイ…ごもっともです…)

なぁ…
物は相談だが…
(↑なん…でしょうか?)

どら焼は俺からの差し入れという事にしてくれないかな?
(↑はぁ?セコい…セコ過ぎだ…)

いいじゃないか
俺とお前の仲だろ?
(↑そのやり取りは、読者の皆さんにバレバレなんだけどな…)

しょうがないだろ?
財布を落としたんだから
(↑分かったよ…しょうがねぇな…)
(↑てか、読者の皆さんの前に、作者にバレバレじゃんかよ~)


それゆけツッコミ君!(第一話)

もしも~し
(↑なんだよ?電話か?)

ZEROは…
話の続きは…(泣)
(↑知るか!)
(↑自業自得だ!)
(↑てか…あっち行けよ!)
…(泣)
(↑鼻を垂らすなよ?)
(↑汚ねぇな~作者と一緒じゃんか!)
(↑は!?しまった…(泣)

ぐふふふ…
立場逆転だな~♪



……第三十六話(合体)

俺は雷神の力をかり
今までの雷電拳を
はるかに上回る
マックスパワーW雷電拳を使い
2匹の巨大ミミズを
いとも簡単に撃破した

雷神とのコンボで倒せた
後はこの砂漠地帯からの
脱出を試みた…


赤い空にぽっかりと空いた空間に向かって
プラス雷電拳を
そして
自分の体に
マイナス雷電拳を放出

引き合う作用を利用して
その空間へと入って行った

ゴゴゴゴ~ゴゴゴゴ…

スゲー
速い…速すぎる

異空間に入った俺は
わずかな明かりに向かって引き寄せられていた…


おそらくソコが
プラス雷電拳の当たった
場所なんだよな…


ウォオオオ~速い~


あっという間に
明かりの中へ…


ゴッッツチ~ン☆

痛って~


あ!?あの部屋だ…

箱の鍵穴から
出たんだな…

俺が箱に出たと同時に
箱のフタの目から涙が
流れて箱が小さな爆発を起こし壊れてしまった…

ウィーン…
交響楽団か?

壁が
広くなり
最初に入った部屋の広さに戻った…
そして
扉が浮き上がり
俺はその部屋を出ることに成功した…


フゥ…
次の相手はアイツだったな…

そう…
幻術使いの幻狼…
アイツの両方の拳は
俺が破壊したからな…

意外に早くケリがつくかもな…

俺は幻狼が逃げた
もう1つの部屋に
入ったんだが…

ヤツの姿が
見当たらなかった…

逃げたのか?

まぁいい…
金塊魔神に
モグラにされた礼をしに行くとするか…

とにかく長い階段だな…
よくまぁ…
この俺をここまで
蹴り落としやがって!!


ん?

そういえば…
単眼鬼
豪腕鬼は
どうなったんだ?

アレからかなり
経ってるからな…

おっ?
穴はここだったな…

半分体を中にいれ
何気に覗いて見ると
かなり奥まで
掘り進んでたようだった…
アイツら…
人間界に出たのか?


どうする?
人間界に出たんなら
ヤツらも所詮魔界の者…
チッ…
追いかけるしかねぇな…

穴に入った俺は
「阿修羅覚醒!!」
「阿修羅火炎モード!!」

炎の明かりで
暗い穴ぐらが
見えるようになった…

急げ、
もっと急げ!

ありったけのスピードで
穴ぐらを駆け上がって行った…


ウォォアアア~

走っても走っても
長い…


ん?

アイツらか?
でも…

様子が変だ…


まるで
俺が来ることを
知っていたみたいだった…

「久しぶりだったな…」
「どうしたんだ?」
「何か問題でも起きたか?」


(人間ヨ…俺達ヲ…倒シニ…来タンダロ…)


「何を言ってるんだ?」
「気は確かか?」


(ア…当タリ前ダ…)
(ジャ…逆ニ聞コウカ…)
(何デ…ソンナニ…追イカケテ来タ?)


「そ、それは…」


(やはり、あの方の言う通りだな…)


「あの方?誰だ?」


(この状況で、俺達3人を倒せるのか?)


「3人?…3人だと?」


(魔界ノ者ハ…魔界ノ者ト手ヲ組ムノガ…自然ノ…摂理)
(人間との結託なんぞあり得ない!)


単眼鬼
豪腕鬼は
2人重なったと思うと

2つの体が合体した…

体がみるみるデカクなり
3メートルはあろうかと
いう大きさになった…


(これが俺達の姿…)
(その名も覇王鬼…)
(まだ、これで驚くな…)



「分かってる…」
「お前達をそそのかしたヤツは…」
「幻狼だな!!」


(察しがいいな…)
(覇王鬼に更に幻狼が憑依…)
(最終形態の覇王神だ!!)


体中が凄まじい妖気で覆われ、戦闘能力が、想像を絶する程に上がった…


俺は…
この戦いで
負けるかも知れない…

でも
ヤルしかないんだよ…
ココまで来た責任がある


深く息を吸い込んだ俺は
静かに…

「阿修羅魔界モード!!」


「行くぜ~クソッタレが~!!」
「阿修羅太陽拳!!」

ドガァァア~


何?


俺の腹?
穴が…?


バタッ…


第三十六話 続
< 35 / 43 >

この作品をシェア

pagetop