ゴーストバスターZERO
第42話(最終回)
来~る♪

きっと来る~♪

ザザッザザ~ッ…


(↑何じゃ?)
(↑このテレビは…)
(↑また、井戸か?)
(↑手?)
(↑ウアッ…井戸から、女が這い上がって来た…)


テレビの中の女は
うつむいたまま…
ブラウン管の外にいる
ツッコミ君をめがけて…
全力疾走で…
(↑ウア~ッ!く、来るな~)

両手をプールに飛び込む見たいに伸ばしたまま…


ジャ~ンプ!
どうも、どうも、どうも~!
アタシ貞子でぇ~す!!
(↑いきなりなんだよ~)
(↑吉村まりか?)
(↑何で3回も繰り返す?)

だって、だって、だって~!
会いたかったんだもん!!
(↑だから繰り返すな!!)


あの、あの、あの~
ツッコミさんは
好きな人いるんですか~
(↑テレビから来て…)
(↑しかも…貞…子だろ?)(↑でも…実際は元気娘やし…)


早く答えないと…
呪っちゃうよ~
呪っちゃうよ~
呪っちゃうよ~
(↑呪いの効果は変わらないのか?)
(↑早く5人に貞子を合わせないと…俺…(泣)


ウァー!
感激してる~
嬉しい~
嬉しい~
嬉しい~!
(↑だから繰り返すなっつてんだろが!!)
(↑や、やばい…)
(↑怒らせたか…)


ファ~イ!
了解ナリ~!
(↑ズコッ!)
(↑でも…フラれたすぐのせいか…可愛いく見えてきた…)


(↑なぁ…貞子…)
なぁにダーリン!
キヤッ!
下の名前を
呼び捨てしてる~
キヤッ!
キヤッ!
キヤッ!
(↑か、可愛い~!)
(↑でも…俺…命がないんだよな…)
(↑零のヤツ…)


ツッコミさん?
どうしたの?
(↑俺が生きる方法は…)
(↑1週間内に5人の男に、お前を合わせなければならないんだろ?)


そうだよ~!
どうするの?
どうするの?
どうするの?
零さんみたいに
誰かを合わせてくれるの?
(↑何!?零?)
(↑アイツ…)
(↑それで、俺を…)


ねぇ~
アタシのこと好き?
(↑何て答えればいいんだよ…)
(↑俺は…)



あの…
ジャパニーズホラーの
代表作…
リングの貞子

だが…
このテンションの高い
テンション貞子
イメージと違った
そのギャップに
恋をした
ツッコミ君…

さぁ…
どんな答えを
したのだろうか…


いよいよ次回
完結編をお楽しみに!!

ツッコミ恋愛ストーリー






……第四十二話(最終回)


天魔は…
自らの命と代償に
覇王神を分裂させた…


瀕死の状態の
単眼鬼
豪腕鬼
そして
幻狼…



零、ZEROの
2人の勇者も
あれから…
微動だに動かない…



ウオオオオ~!


誰だ?
息を吹き返したのは…


皮肉なことに

幻狼だった…

「ハァ…ハァ…ハァ」
「このワシが…勝った…」
「ZEROよ…ざまあみろ!!」

零、ZEROはもはや
力尽き、互いに手を
握りあっていた…


それでも
幻狼は2人に対して
踏みつけ、馬乗りになり
殴りつけていた…


「最後に立っている、このワシが、この魔界の帝王となるのじゃ…」
「だが、ワシも憑依しないと、行動が出来ぬゆえに、ひとまずは、この零という人間の体を借りるとするか…」


なんと…
幻狼はもはや虫の息に
なっている、零へ…
憑依をしてしまった…


同時に
零の目が
カッと見開き、
ZEROの手を振り払い
立ち上がった…


「ほほ~っ、コヤツの体も悪くはないの~」

零魔幻狼降臨!


「このまま人間界に行くのも悪くはないが…」
「金塊魔神に魔物の開放を頼みに行くとするか…」
「単眼鬼、豪腕鬼は、使い物にならんから、トドメを刺しておこうか…」
「何かと邪魔な存在だからな…」


「零魔幻狼撃破!!」

幻狼は両手の平に
パワーをためると
2体の鬼に向かって
光の衝撃波を当てた…


2体の鬼は
跡形もなく
消えてしまった…


「ZEROか…コヤツも厄介だからな…」

「だが…楽しみは最後に取っておこうか…」
「ZEROも力を使い果たし、衰弱しておるが、意識が、戻った時に、ワシの憑依した零から、なぶりコロされるのも、いい考えじゃ…」


幻狼は
穴ぐらを
ものすごい速さで
降りていき、
金塊魔神がいる
魔界の入り口まで
移動した…



「よう~金塊魔神!」

(誰かと思えば…幻狼殿か…)
(人間に憑依したのか?)
(何か地響きがしてたようだが、派手にやってたのか?)


「まぁ~そんなことだ!」「金塊魔神よ…もう下の魔物達は全滅したのでな、新たな魔界の入り口を作って、人間界に魔物を解き放って欲しいんだが…」


(何!?全滅したのか?)
(幻狼殿が、今憑依しておる人間にか?)


「あ…そうだが、今はワシの体じゃ…」
「新しい扉を作るのに、どのくらいかかるんだ?」


(そうだな…この近くには魔界がないが…)
(急げば1日あれば何とかなるだろう…)


「ならば…任せたぞ!」


幻狼は
金塊魔神に近付き
握手を交わした…


その時だった…


「零魔幻雷電拳!!」


幻狼は
金塊魔神に対して
雷電拳を撃った!!


ウギギャヤヤ~ッ!!


金塊魔神は
一瞬で消えてしまった…


「き、貴様~なぜじゃ?」
(幻狼…お前が憑依してくれたお陰で、意識が戻り、受けたダメージも回復したんだ…)
(お前は、俺に憑依したと思い込んでいるが、お前が入った瞬間に、俺がお前を取り込んだんだ!)

「何を訳の分からぬ事を言っておる…」
「この体に憑依した時には、ワシの支配下になるんでは…」

(確かにな…だが…ZEROがいたときも、分かったんだが…俺も自分の意思で動けるんだよ…コツがあるけどな…)

「お、おのれ~!」

(じゃ行くか…)


零は
自分の体に
幻狼を閉じ込め


もう一度
ZEROが倒れている
穴ぐらに入り

ZEROを肩に担ぐと
穴の先を
零魔幻狼撃破で
掘り進んでいった


やがて
穴から
まぶしい光が
こぼれてきた!!


ウリャ~!


一蹴りで
地上へと出た


(やっと帰ってきた…)
(なんて空気が旨いんだ…)

見知らぬ空地に
月明かりが
ひときわきれいに
輝いていた…


ZEROを優しく
草の上に寝かせると
零は
天に向かって
声をかけた

(天魔よ…聞こえてるか?)
(ありがとな…天魔…)
(お前はもういないのか…)
(返事をしてくれ…よ…(泣)

(なぁ…天魔…)


月明かりとは
別に
小さな光が
零の肩に舞い降りた…


(お前…天魔…かよ…)
(もう…話す事も出来ないんだ…よな…)
(分かっ…てる…よ…)
(あり…がとう…)


小さな光は
零の肩から離れ
ZEROの口に入った…


ZEROは
静かに目を開き
立ち上がり

零に
向かって
思い切りぶん殴った

(痛って~な!!)
(何すんだZERO!!)

「今の衝撃で幻狼が離れた…」
「最後の仕事だ!零!」

(お、おうよ!!)

阿修羅覚醒!!

これで最後だ~
幻狼!!


阿修羅太陽拳!!
プラス
(ZERO魔破壊拳!!)


2人は
幻狼に最後の
攻撃を放った!!


逃げ惑う幻狼に
見事にヒットした…


ウギギャヤヤ!!
ウギギャヤヤ~ッ!

幻狼の断末魔の叫びを
上げて消滅した…


終わったな…ZERO…
(あ…そのようだな…)


ガクッ…

ハァ…ハァ
ちょっとめまいが…

(零…次の仕事が待ってるぞ…)
何だ?
次の仕事って?

(もはや…零、お前の体はもう、再生出来ぬ…)
(あの時に、お前の体を再生出来たが、これまた、自然の摂理、お前はもう…この世では生きてはいけないのだ…)

は?
だって…
現にピンピンして…る…?

ん!?俺の体がない?

(そうだ…これからは、天魔が消滅した今より、俺様が天魔、零はZEROとして、この世のどこかで霊障に悩まされ、苦しんでいる、人間を助け、邪悪な霊を浄化させるのが、我らの使命だ!)


そんな~(泣)

(貴様~天魔の望みだ!)
(何度も行き帰ったんだ!!)
(観念するんだ!!)


分かったよ~
やればいいんだろ?
やれば…
てか…
ZERO…あっ違った
2代目天魔~
霊界では俺の上司か?


(上司ってなんだ?)


身分が上なのか?

(フッ…そんな事か…)
(お前は、俺様の友だ!)
(身分の垣根はとっくに外しておる!)

そっか~
いつまでも
一緒だぜ!
相棒!


小さな光が
再び2代目天魔の口から
出てきて
2人の勇者の周りを
嬉しそうに
いつまでも周っていた…



こんなに
星がきれいな夜…


2人の新たな
ステージが始まった…



2人は
楽しく談笑をしていた…




「キャー!」
「助けて~!」



おい…
今の聞こえたか?
悲鳴か?
若い女性の姫…
違った…
若い女性の悲鳴だな!


天魔…
霊的波動だぞ!
(貴様に言われなくとも、分かっておるわ~!)

方角はあっちだ!


よし!
行くぜ!!相棒!
(おう!)



今まで
ゴーストバスターZEROを
愛読してくれて
ありがとうございました。
また機会が
あれば、
短編小説として
読み切りを出したいと
思います!!


天魔
ZERO
零は

アナタの心にいるからね…


ゴーストバスターZERO


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