ゴーストバスターZERO
第6話(覚醒)
おっす!!
俺は零というんだけど…
最近は、天魔達と関わるようになってから、よく
霊的事件に巻き込まれるんだよ…
ピンチになると、
天魔の力を借りて
ZEROという、とんでもないヤツに変身して、悪霊を
退治するんだよ…


でも最近…
俺自体…
変なんだよ…
(↑いつもだろ!)




……第六話(覚醒)……


うぁあ~!
(↑前触れなくいきなりか?)

懐かしいな…
(↑何が起きてるんだ?)


小学校!!
(↑あんまりオムツが悪いから出直しか?)

オツムだろ!
(↑たまにはボケてみた…)

今…
俺は放課後の小学校に
当直の先生の代わりに
見回りの仕事に来たんだ…
(↑本当はダメだけどね…)
夕暮れの校舎は
なんとなく
ノスタルジックな
気持ちにさせてくれた…


さて…
6時か…
最初の見回りにでも
行ってくるか…


一年生から
六年生まで

各クラス三組までしかない小さな学校だ…


一階は
一年生と二年生のクラス
二階は
三年生と四年生のクラス
三階は
五年生と六年生のクラス

低学年のクラスか…
机ちっちゃいな~
(↑何で座ってんだ?)

俺もこんな時もあったな…
デヘヘッ!
(↑何がデヘヘッだ?)

中学年になると
習字の字が上手い!!
[夢]か…俺も上手かったけど、名前が下手くそだったからな…
デヘヘッ!
(↑あの~何が?)


五年生のクラスか…
あっ!!
リコーダーだ!!
デヘヘッ!
(↑このヘムタイが!!)

ラスト…
六年生か~
どんな感じかなぁ~!!
(↑どヘムタイ野郎が!!)
むふふっ!!
(↑誰か~このヘムタイ野郎を止めてくれ~!!)


あれっ?…

声が…

遅れて…

聞こえて…

来るよ…
(↑いっこく堂か?)


いや…

まだ生徒が…

残ってる…


しかも女の子だ…

4人か…


どうしようか?
俺が、声かけていいのか?
生徒は
俺を知らない…

どうする…



女の子達は…
1つの机に座って
何かをやっていた…


アレって…
コックリさんだ!!


危険が危ない…
(↑同じ意味だろ!)


俺が見ていた後ろの出入口にファっと風が通った…


何かが来た!!


女の子達は…
一心不乱に男の子の好きな人を聞いているようだった…

何事もなく
終わってくれればいいが…

キャア~!!

…チビった~…
(↑ビビった~の間違いだろ!)

1人の女の子が…
泣き出して
残りの女の子達は
「お帰り下さい…」
「お帰り下さい!!」と
必死にお願いしていた!!


ほ~ら
言わんこっちゃない…


何か邪悪な気配が
段々と強くなってきた!!


チッ!
説明は後だ!!

俺は、いてもたっても
いられなくなり
教室に踏み込んだ…


女の子達は
自分が来たのにも
関わらず必死にお願いを
していた…


邪悪な気配は
黒い霧状に大きくなり
やがて4人を包み込み
4人の表情がガラリと
変わった!!

目はつり上がり
日本語ではない言葉を
唱え始めたかと思うと
黒い霧状がやがて
熊よりも大きい狐に変化した…


ヤバいな…
「とうとう、姿を現しやがったな!」
「その子達をどうするつもりだ!」
「何を企んでいるんだ?」

そう…
俺には天魔がいるんだ!
お前ごときにひるんで
どうする!!


「お主…憎っくき…」
「天魔の使いだな…」


おっ!
知ってるのか
話は早い!
てか、俺を見て
天魔が見えたのか…
今までの相手とは
比べ物にならないくらい
格が違う…

しかも…
邪悪な気がさらにアップ

今回は負けるような…

「天魔~!!」
「いるんだろ?」
「お友達が会いたいって言ってるぞ~」
「早くZEROにしてくれ!!」「とっとと終わらせようぜ~!」
「天魔~、少年天魔~!」

(…………)

返事がな…
うぁ~っ!!

俺はいきなり攻撃されて
黒板に背中を強打した…


「不意討ちとは…」
「卑怯だぜ…」


「お主の守護は…」
「ココには来れない…」
「この妖狐の結界で手も足も出まい…」


「嘘だろ…」
勝てる訳がない…
俺の戦意が…
消えた…


ウガァ!
教室の机が…
俺をめがけて…
飛んできた…


「ちょっと…待って…くれ…」

ウッ…

「お前の目的は…」
「天魔と…俺だろ…」
「頼…むから…」
ウッガガァッ…
ハァ…ハァ…ハァ
「頼む…から…」
「その子…達を」
「解放…し…てくれ…」

頼むよ…
お願いだよ…
俺はこれまでも
何度も死ぬ目に会ったんだ…
天魔と出逢って
救われて来た命…

ここで…
返さないと…
アイツに悪いよ…


「断る!!お主の願いなど聞く耳持たぬわ~!」
「この娘達は、我が子達のしもべとして頂くぞ!」
「お主こそ…これまでじゃ~!」


教壇が浮かんだかと思った瞬間…
スゴいスピードで
俺の腹部を直撃した…


アガッ…
意識が飛びそうになった


「その子…達を…」
「…放…すまで…」
「ヤラ…れる…訳に」


ゴボッ…
口から血が…


「お主…意外にしつこいな…」
「これで最後じゃ!!」

教壇に挟まれて
身動き出来ない
俺の頭部を潰そうと
机がスゴいスピードで
襲って来た…


もはや…
これまでか…
何かヤだな…
ヤられっぱなしは…
てか…
アイツ…
ブッ飛ばす…

だが…

容赦ない妖狐の攻撃を
頭部にまともにくらい…
俺は…

息絶えた…





死んだのか…

まだだ…

頭部を打ち付けた時
俺の中の何かが
目覚めた…


第六話(覚醒)続く
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