求*幸福~愛しい人はママだった~【完】
「ンニィ(ニコリ)しょお~」
「なぁに?さあやちゃん」
「ペオォ~?」
「???ペオ?」
「ンマンマァ~?しぃ~?」
懸命に紗彩の顔を見ながら会話?をしたが理解できず頭にはクエスチョンマークが大量に出てきた…たまらず、キッキンの彩乃に助けを求めると、聞こえていたようで紗彩の言いたいことを教えてくれた。
『ニコッ、しょうやおにいちゃん、おなかがペコペコなの?ごはんがほしいの?』だそうだ…母親ってスゲェ…と素直に感動してしまった。
「グゥ~ちぃ~」
紗彩の呼び掛けに彩乃は迷うことなくストローの付いたカップみたいなのを「はい」と渡していた、どうやら飲み物をねだったらしい。