求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

●翔哉side



「いいの?」「はい」……



優しく微笑んでくれた彩乃は報道についてはもう、大丈夫だ、信じているって強く温かい瞳で言ってくれてるみたいだった。



『はぁ~…』思わず大きく息をついた。



「……?緊張、してたの?」と首を傾げながら聞いてくる。



「あ、いや…まぁ、そうなのか?なんか、彩乃に会えて、信じて貰えてようやく安心したってか…」そういいながら照れ隠しに紗彩のほうを見てみる。



「あ…寝てる…」俺の声に反応して彩乃が立ち上がり紗彩を抱っこした。



時計を見ると10時近い。



「もう、遅いな…悪かった…さっ、お友達は帰りますかっ!!」と明るく言って立ち上がる。



玄関で向かい合いなんとなく、見つめ合う。



「……また、メール、下さい、ね?」



< 163 / 261 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop