求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

☆ただ、待つこと



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翔哉の事務所から、一旦自宅に戻らせてもらい、数日の宿泊仕度をしてから刑事の村田さんに付き添われてビジネスホテルにチェックインした。



実家の母に電話をして、事情を説明して、紗彩に代わってもらい、お電話でたくさんお話しすることを約束し、拗ねていたのを何とかおさめた。



村田さんには、自宅マンションには見回りを兼ねて、郵便受けもチェックさせるし、預かった鍵で、人が居るようにみせるようにもすると言われた。



今のところ、私が戻った時も、特に不審なことはなかったと報告が入っていた。



村田さんが明日の昼頃にまた、来ますと言ってホテルをあとにしたのは、会見が始まる一時間ほど前だった。



夜の9時から翔哉のクリスマスドラマが始まる。



その前の6時に会見をすると聞いていた。


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