天神学園高等部の奇怪な面々33
佐倉 冬、飲んでる場合じゃないって
そうやってラルフ、拓斗、アン、美奈子らが危険を冒して調査をすすめている頃。

「かんぱぁあぁあいっ!」

佐倉 冬は超ぉおぉおご機嫌だった。

ここはアリーシェの『欲望』の魔法で雪原の真ん中に突如として出現した、豪邸の一室。

どのくらい豪邸かというと、拓ちゃん家くらい。

何もない雪原に、魔法の力だけで豪邸を造り上げてしまったのだ。

アリーシェの『欲望』の魔法恐るべし。

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