約束~最後の1ヶ月~
「この骨…」



大樹が何か言いたげに俺を見つめる。。


「何?」



俺はまたそっけなくなる。


「この骨・・皆よく見て?」


―あっ!―



太陽の骨は普通より半端なく少ない。


「…何…これ?・…」


「太陽は…太陽は…分る・・よね?」



そう、太陽はシンナーを吸ってた。何か夢でも見たかったのだろう。俺はそんな太陽も悪いと思わなかった。


「いったん帰ろっか?」


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