傍にいさせて





とりあえず風邪を引かないように、薄手の毛布をみんなに掛け、お皿を片付けて散乱している空き缶を捨てる。



たまに中身が入っているのがあったので、私は間接チューは特に気にしないから、全部飲んでから捨てる。



……だいぶ残ってたな…。


若干酔ってきた。



酔いを醒まそうと思って、リビングに繋がっている縁側に行く。



さばらく夜風に当たっていたら、隣に人の気配がして見てみると、桐山さんがいた。




「あ、桐山さん……起こしちゃいました?」


「いや……だいぶ前から起きてた…」




それにしては眠そうですよ…。


とりあえず「そうですか」と返し、空を見上げる。




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