空が紡いだ恋【恋瞬バトン】



すっかり朝のランニングが日課となった
こんなに気持ちいい時間が持てるなんて
落ち込んでたのが嘘のように
朝のこの時間が待ち遠しい


始めは自分が走るだけで精一杯
けれど毎日毎日空を見上げた


どれくらい時が経っただろう
周りも目に入るようになり
色んな人と挨拶を交わすように

朝の公園には老若男女
色々な人がいる

皆色んな想いを抱え
生きてるんだろうななんて
思ってみたり

そんな中
毎朝本格的に走ってる人が
目についた

いつの間にか
その人のことを目で追ってる

一生懸命走ってる姿に
自然と惹き付けられる

公園にきてその人の姿を
探してしまう

見つけただけで嬉しかったり

こんな感情は久しぶり
何だか学生の頃憧れの先輩を
遠くから見つけて
ドキドキしたあの感じ



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