先輩がドジ女に恋をした。
*亮太side*



よし!やっぱり行こう。



4時間目の数学の時間まで、俺はずっと日曜日のことについて考えていた。


優羅ちゃんと付き合うことになって、最初の部活の休みの日。



デートに誘った方がいいのか。

まだやめておいたほうがいいか。



でも、今やめたっていつかは誘うときが来るんだし!

なにより、俺が早く優羅ちゃんと恋人っぽいことがしたい。
優羅ちゃんに俺のこと知ってほしい。



だから、やっぱり誘うことにした。



「洋介!食堂、先行ってて。」

「おお?おお・・・・」



不思議そうな顔をしつつも、手をあげる。



俺はそれを確認してから教室を飛び出し、1年のフロアへむかった。




< 65 / 87 >

この作品をシェア

pagetop