とあるSWEETな日常。
「宮島さん、お疲れ様です」



デカい回転鍋の中の具材をデカいしゃもじで掻き混ぜている、調理部長の宮島(ミヤジマ)さんに声を掛けた。


少し驚いたように目を開き、火を弱めて俺の方に向き直る。



「澤村か?どうした、珍しいな」


「明日の食材届けときましたよ。
で、ついでに新入社員の様子を見に来たんです」


「あぁ、それでか。それにしても……」



宮島さんは俺の作業服姿を頭から足までじっくり眺める。



「お前にその格好は似合わんな」


「………。」



宮島さん…

寡黙な調理人だが、たまにこんなことを真面目な顔して言うもんだから面白い。


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