まっすぐなキミにまっすぐな愛を。



「ハァ…っ

せ、せんぱ…ぃ…。」



身体中が震える。


呼吸はおさまっても、信じられないほど身体が震えていた。



保健室のベッドに横になっても治らなくて…。


授業中なのに麻美が先輩を呼んできてくれた。



「なぎさ…?

大丈夫…か…?」



心配そうに尋ねる先輩に身体を起こして抱きつく。


…ー

やっぱり先輩じゃなきゃ安心出来ない。



さっきまで身体を支配していた恐怖がすぅ…っと無くなるのを感じた。




「なぎ…どうした?」



抱きしめ返してくれるはものの戸惑っている先輩。



でも素直に説明出来るような状態では無かった。




何もいわずに


先輩の胸を借りて泣いた。



安心する。


先輩の全てに。


背中をさする優しい手に。



先輩は…

あたしの安定剤になりつつあった。




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