完璧な先輩と恋愛中。


花火が始まったことでみんなが花火が見える位置に移動したことで、周りはさっきよりも人がいっぱい。

「多分大丈夫です....」

「移動するか。花火まだ結構あがると思うし。行くぞ。」

「先輩。まってください!!」

あたしは人込みの中先輩を追いかける。

けど背が高い先輩は前に進めるみたいだけど、低いあたしはなかなか前に進めない。


「あ~背のこと考えてなかった(笑)」

途中振り向いて、嫌味っぽくいう先輩。


「ほら、手。」

そう言い差し出された手にあたしは迷いながらも手を置く。

「はぐれるなよ?」


先輩はそう言ってまた歩きはじめた。


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