理事長やってマス!!!


✩「屋上」


キーンコーンカーンコーン

「あっ、もうお昼か。。。」

12時の鐘で気づく。


「真澄、一緒に食べようよ!!!」
真澄を誘う。

「もちろんょ、 屋上行こう!!!」
「うん!」

私達にとって、屋上はランチタイムの場所であったw
そこでは、気になる人の話。 秘密の話をたくさんするんだ。

今日は、何を話すのかな??
わくわくしてるあたし。

「あ、ねぇ。 私、気になる人できたょ!!!」
話をしてきたのは真澄からだった。

「まぢ?? 今度はホントの恋でしょぅね??」
真澄はイケメン好き。
だから、いろんな人に恋をしてきてて・・・。
でも、どれもが嘘の恋で。


「まぢのまぢ!!! 聞きたいでしょ??」
笑いながら問いかけるあたしに、頬をふくらましながら言う。

「聞かしていただきます。」

「言わしてもらいます。」

・・・、本当の恋かぁ。 うらやましぃ。

ま、気になる人はいるけど。

「ふふッッ♪ それは~、1-5の「霧崎 芯真」君なんだァ!!!」

・・・誰??そんな人いたっけ???
「もぅ!!! けっこうモテ男よ?? 有名じゃなぃ!!!」

「知らないものは知らないw」
しょうがないでしょ?? 私、記憶力薄いんですからァーww

「・・まったくぅwww」
笑いながらそう言われる。。。

「あっ、そういえば・・。 真澄、一つ相談うけて??」
「うん。 いいよ??」

それは、あたしの気になる人のことー。。。

隣の席の「皆川 戒」君・・・。

学園1モテモテwww

「あの、あたしも気になる人いるのwww」
「えっ?? だれだれ!!!???」

びっくりしながら、聞いてくる。。。

「それは・・・ね?? 「皆川 戒」 君。。。
 無理かな???」

「…。」

やっぱり、無理か??
「・・・ッ!!! めっちゃくちゃ良いよ!!! 大丈夫だよぅwww」
えっ? 予想外な言葉にびっくり。

「そうかな??」

「大丈夫!!! 何言ってんのよ!!! グッジョブ♪」
思い切りグッドサインがだされた。。。

「・・・うん。 ありがとぅw」

大丈夫だよね?? あきらめなければ・・・。
頑張ってみようかな??


そんなこんなで、ランチタイムが終了し授業に向かった。


放課後が来るまでは、普通だった・・。

キーンコーンカーンコーン・・・。

「ふぅ。 終わったwww」

やっと終わった授業。。。
真澄にばいばいして、玄関へ向かう。

すると、下駄箱に一枚の紙が入っていた。
「ん?? 何これ??」

開いてみると、あたし宛へのメッセージ。。。

そこには、

【放課後、体育館裏へ来てください。待ってます。】

そういうものが書かれていた。

「とりあえず、そこまで行ってみるか。。。」
不安と共に、体育館裏へ向かうw

そこにいたのは、見たことのない少年。
たぶん、同級生ー・・・。

「あのぅ、手紙のひと??」
と、手紙を見せながら聞く。

「あっ!! すいません。呼び出してしまって。。。
 僕が誰か分かりますか??」

・・・??? 知らない。見たことがなぃ。

「いいえ。。。 知りませんw」
そう、言うと肩をさげてしょんぼりする。

いけないこと言った??

「誰???」
と聞く。

「俺は、1-5の「霧崎 芯真」。 あなたに話があってきたんだw」

・・・???

霧崎?? どぉッかで聞いたよぅな。。。

あっ!!! 真澄が言ってた人!!

真澄がここにいたら喜ぶだろぅに・・・。
ん?話?? 話って何だろう???

「話???」
「うん。大事な話。」

大事??なら、あたしなんかより他の人の方がいいんでは??

そう、思いながらも黙って話を聞くことにした。

「あのさ、俺4月からずっと、君の事好きだったんだ!!!」

・・・へ???


「好き??」

「うん。」

頬をりんごみたいにする芯真君ー・・・。

えっ!??

あたしを??



パニック状態。。。

でも、あたしの好きな人は・・・。


「ご、ごめんなさぃ。
好きな人いるんだッッ!!」


「えっ?? あっ、そうなんだw
でも、あきらめないから・・・・!!! じゃぁね!!」

走り去っていく芯真君。。。


「あきらめなぃ・・・????
 どういうこと??」

もう、訳分かんない!!!

真澄・・・。 ごめん。
なんか、ごめん。。。

「どうしよう。。。。」

そんな、不安でいっぱいだったあたし。。。
真澄を傷つけた気がした。

頭で、色々考えてるけど
やっぱどうすればいいか分かんない。


がさッッ!!
草をかきわける音・・・。

誰かいる!??

「・・・なぁ。」

急に声をかけられた。

誰?? ・・・と思い後ろを見る。

そこには、意外な人物がいたんだ・・・・。

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