君のためなら命令でも・・・
「ごちそうさま。」


がたんっ!


私は荒だたしく席を立った。


「おい。」

突然雅衣が口を開いた。


「なによ。」


「お前なんで怒ってんだよ。」


はぁ??お前のせいだろうが!!


「怒ってないし・・・」

嘘。ほんとは怒ってる。


「ふーん・・・まぁいいや。俺も一緒に行くから」


「・・・・・はい??どこに??」


「何言ってんのお前。学校だよ」


「は?やだ」


「お前に拒否権なし!!」


そのときお母さんの声が遠くから聞こえてきた。


「そうよ。雅衣君と一緒に学校いきなさいなぁ」


「だってさ。ニヤ」


「うっっ!雅衣~!!・・・わかったわよ」


私は仕方なく雅衣と学校に行くことにした









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