通りすがりの日々
純愛


【2度有る事は
3度有る】昔の人は
良い事言ったな、
正にその通り。


このGパン野郎と
3度目の出会いは
夜も遅い時間の
コンビニの店員と
何やら言い合いを
している場面だった。



コンビニの出入り口の
自動ドアが開いたら


「だから、これと
これを一緒の袋に
入れてもらったら
困るんだって!」


聞き覚えが有る
大きな声が聞こえた。
無意識に回れ右をしてコンビニを後にして、
早歩きでその場を
離れたが遅かった。


「やぁ、こんな遅い時間に買い物かい?」

まさしく店員を
押し切ってレジを
済まし慌てて走って
来た様子、
息が上がっている。


「たいした買い物じゃ無いから帰ろうかと…」


「1人じゃ危ないから
送っていくよ」


(お前が危ない
気がするよ)


「大丈夫です、
いつもの道ですし。」


「夜道の女性の
一人歩きは危険だよ。」
(ちょいと嬉しい台詞かな。)


そんな話をしながら
一緒に歩いて安心している自分が居る。




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