スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

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倉石先生の言葉に甘えたわけじゃないけど、俺は6時になるとすぐ職員室を出た。


外に出ると、太陽が沈む前でまだ明るかった。


「先生、さよなら~」


テニスラケットを手に持った生徒が俺に挨拶をしてきた。


「ああ、さよなら…」


俺はまだ先生じゃないんだけど、学校でそう呼ばれるのは実はちょっと嬉しかったりする。


「さて、今日はうんと飲んでやる!」


今日はこれから篤人とサークルの飲み会に参加する予定。


ちなみに俺が入っているサークルは…“K1愛好会”


男ばっかりのむさくるしいサークルだけど、それなりに楽しかったりする。
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