スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


『あっ、ママ。美琴の家に寄って帰るから、ちょっと遅くなるけどいい?』


隣でヒナがおばさんに遅くなることを連絡している。


電話を切った後…ヒナは


「初めて…嘘ついちゃった」


と、首を傾げて笑った。


その顔が昔、泣いた後で見せていた笑った顔と同じで


思わず、かわいいな…なんて思ってしまった。


「ダイちゃん。海って…もしかして。あの海に行くの?」


ヒナが言う“あの海”とは、昔…よく一緒に遊んだ海のこと。


夏になると、俺とヒナの家族は揃って何度もあの海に足を運んでいた。


急に俺は2人でよく遊んだあの大きな海に、ヒナを連れて行ってやりたいって…思ったんだ。
< 163 / 432 >

この作品をシェア

pagetop