スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
結局、俺は最後まで『さよなら』を伝えることができなかった。
学校から帰ると、どこからともなく…ひょこっと顔を出すヒナ。
俺が家に帰ってくるのを、誰よりも毎日…楽しみに待っていてくれた。
自分のことを本当のお兄ちゃんように思ってくれているヒナに…自分がいなくなるなんて言えない。
なにも言えないまま…時間は過ぎていき
引っ越しの当日、クラスの友達や担任の先生や校長先生に最後の挨拶をし、小学校をいつも帰る時間よりも早めに出た。
飛行機の出発時間が迫っていたからだ。
家に帰ると、いつも1番に顔を見せてくれる女の子の姿が見えなくて
母親に最後の挨拶をしてくると言って…隣にあるヒナの家に行った。