スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「…大丈夫だよ。見た目 痛そうにみえるかもしれないけど全然痛くないよ」
痛々しい色に変色した手首を慌てて、左手で隠して 笑ってみたけれど
思い出したら、また涙が溢れそうになった。
「無理して笑うな…」
ダイちゃんはそんなあたしをじっと見つめた後
あたしの膝からケータイを手に取り、自分のケータイと赤外線受信をする。
「これからはなんかかあったら、俺に1番に言えよ」
真剣すぎる目で見つめてくるダイちゃん。
そう言ってくれるのは…どうしてなの?