スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「…大丈夫だよ。見た目 痛そうにみえるかもしれないけど全然痛くないよ」


痛々しい色に変色した手首を慌てて、左手で隠して 笑ってみたけれど


思い出したら、また涙が溢れそうになった。


「無理して笑うな…」


ダイちゃんはそんなあたしをじっと見つめた後


あたしの膝からケータイを手に取り、自分のケータイと赤外線受信をする。



「これからはなんかかあったら、俺に1番に言えよ」



真剣すぎる目で見つめてくるダイちゃん。


そう言ってくれるのは…どうしてなの?
< 184 / 432 >

この作品をシェア

pagetop