スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
だいち…って、もしかして ダイちゃんのこと!?
「あの…もしかして、あなたはダイちゃんの知り合いですか?」
「制服を見た時…まさかって思ったけど、オレの勘って…やっぱりすげぇなぁ」
腕を組み、うんうん…と誇らしげに頷き、さらにこう言った。
「知ってるもなにも、キミのことを本人から聞いたことがあるよ。昔、家が隣同士だったとか」
「す、すごいっ!!そんなことまで知ってるなんて」
「これでオレのこと、信じてくれた?大地に用事があるんだったら、オレが案内するよ」
あたしとダイちゃんのことを知ってるこの人なら…うん、信用できそう。
「はい。お願いします」
あたしは、この人についていくことに決めた。
「大地はね、ゼミの伊藤教授のところに行ってるよ!」
「そうなんですか?」
そう言えば、倉石先生もゼミの用事がどうとか言ってたっけ。