スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


もう、この時点で感情のコントロールがきかなくなっていたんだと思う。


「昨日、あんなヤツにキスされといてさ……。まだ、わかってないのかよ!」


「……え」


「また今日も声をかけられて…バカみたいについていきやがって!」



そう叫んだ瞬間



俺の中の理性ってヤツが、どこかに飛んでいった。


「……ダイちゃん?」


ヒナが不安そうな声を出し、俺の名前を呼ぶ。


でも、俺はそれを無視して


「黙れ」


ヒナの両手首を強く掴んで、壁に強く押しつけた。
< 216 / 432 >

この作品をシェア

pagetop