スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「ダイちゃんが…大好き。あたしのはじめては全部、ダイちゃんだからね」
あたしがこの世に生まれてきて…はじめて目にした男の子がダイちゃんで。
はじめて好きになったのも
そして…これかも変わらず…ずっと思い続けていくのも。
「じゃ、約束して?ヒナの全部は俺のだって……」
「うん。約束する」
右手の小指を差し出すと、それにダイちゃんも自分の小指を絡めて
重なり合った小指に約束のキスをくれた。
くすぐったくて、幸せがこぼれてきそう。
「もう我慢の限界なんだけど…ヒナ姫、心の準備は いいですか?」
甘い声と優しい微笑みに、胸がキュンッと音を立て
「……はい」
これから幸せな夢を見るかのように…あたしはゆっくりと瞳を閉じた。