スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「ダイちゃんが…大好き。あたしのはじめては全部、ダイちゃんだからね」


あたしがこの世に生まれてきて…はじめて目にした男の子がダイちゃんで。


はじめて好きになったのも


そして…これかも変わらず…ずっと思い続けていくのも。


「じゃ、約束して?ヒナの全部は俺のだって……」


「うん。約束する」


右手の小指を差し出すと、それにダイちゃんも自分の小指を絡めて


重なり合った小指に約束のキスをくれた。


くすぐったくて、幸せがこぼれてきそう。


「もう我慢の限界なんだけど…ヒナ姫、心の準備は いいですか?」


甘い声と優しい微笑みに、胸がキュンッと音を立て


「……はい」


これから幸せな夢を見るかのように…あたしはゆっくりと瞳を閉じた。
< 266 / 432 >

この作品をシェア

pagetop