スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「お前のことがかわいくて…仕方ないんだけど」


真っ赤な顔を自分の両手で必死に隠そうとしている今の姿だって


俺のツボってこと…わかっててやってる?


「ヒナ、もっと顔…見せて?」


「ダイちゃんがヘンなこと言うからヤダッ!」


「じゃ、そのままでもいいから…よく聞けよ。俺…昨日、めちゃくちゃ緊張してたんだからな」


「なんで…ダイちゃんが?」


「そりゃ、はじめて好きな子を抱いたからさ。手なんか…カッコ悪いくらい震えた。それをお前にバレないように必死だったし…」


その言葉に反応したヒナが…ゆっくり隠していた顔を見せる。


「それ…ホント?」


「ああ。神にだって誓えるけど誓おうか?」


「……バカ」


ホントに誓ってやるのにって思いながら、涙目のヒナをさっきより強く抱き締める。


「俺の心臓の音、聞こえるか?」


「……うん。バクバク…すごい音がしてる」


「だろ?ヒナと一緒にいると、いつもこうなってんの」


お前は知らないだろうけど…ホントにカッコ悪いくらい


俺は…お前に重症なんだよ。
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