スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


そんなところに


「早川先生はいますか?」


てか…誰だ?


職員室に入って来るなり、俺の名前を呼ぶ1人の生徒が現れた。


この子…うちのクラスじゃないな。


俺と同じ大学生にも見えるくらい…大人っぽい子だった。


けど、ちょっとメイクが濃くね?


俺の顔を見て、微笑むその子を不思議そうに見ていたら


「隣のクラスの子ですよ。渡辺悠里(わたなべ ゆうり)さんです」


倉石先生が隣から助け舟をだしてくれた。


それで、その子が俺になんの用なわけ?


「これ…さっき調理実習で作ったんです。早川先生に食べて欲しくって」


「……え」


ピンク色の袋を差し出された。


これって受けとるべき?


それとも断るべきなのか?


学生時代の俺なら、あっさり『いらねぇ…』って


速効で断ってたけど、今、俺は先生ってことだしなぁ…。
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