スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「ああ…つまんねぇ」
ヒナと同じ学校にいるっていうのに、なんで…俺の居場所はこの職員室なんだよ。
もう、昼飯…食ったかな?
そんなことを考えながら、手に持っていたペンをくるくると何回も回していた。
「早川先生、どうしたんですか?さっきから、ため息ばかりついてますよ」
「すみません…」
隣に倉石先生がいることをすっかり忘れてた。
と言うより、あんな幸せな時間過ごした後って
ヒナのことしか…考えられないんだよな。
「学校にはもう慣れましたか?」
「最近、やっと慣れてきました。最初はいろいろと心配もしていたんですけど、みんなが協力的で助かりました」
「早川先生は、特別カッコいいからツイてたんですよ」
倉石先生はそう言って、いつものキープスマイルを披露する。
いつも優しい先生だけど…なにを考えてんだか、やっぱり謎なところがある。