スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「はぁ……」


校長室の前で大きく深呼吸をして、気持ちを落ち着かせてからノックをした。



────トントン…



「失礼します」


「どうぞ」


校長先生の声を確認してから、重たいドアを慎重に開く。


「……そこに座って下さい」


実習の初日以来、校長とは顔を合わせたことはなかったけど、あの日に見た笑顔は…どこにも見えなかった。


「はい」


「率直に言います。早川先生の口から…本当のことを聞きたいんですが」


「えっ、なんですか?」


「これを見て下さい」


目の前にあるモノは…1台のノートパソコン。



そして、その画面には……。

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