スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「以前…あなた達と同じ想いをした2人がいました」
俺が俯いていると…急に倉石先生が昔話をはじめた。
「え?」
倉石先生の目は、正面にいる俺じゃなくて…
どこか遠くを見てるような…そんな目をしていた。
「若い教師と生徒が…あなた達と同じように、ごく自然に恋に落ちたんです」
「その後、その生徒と先生は…どうなったんですか?」
俺はなにかを期待していたのか…すぐに結果を求めていた。
「あなた達と同じように、その2人も悩みましたけど。最後の選択は……」
「どうしたんですか?」
生唾をゴクリと喉の奥に飲み込む。