スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「こらこら。あんまり早川先生のこと、困らせないの!もう質問はここまでね」
「えぇ~っ!もっと聞きたいことがあるのに」
クラス中にこだまする大ブーイング!
でも、それとは反対に教壇の前に立つダイちゃんは、ホッと一安心したような表情を見せていた。
「これから毎日、会えるんだから質問する時間はいっぱいあるでしょ。とにかく、みんなで早川先生の教育実習がうまくいくように協力してあげましょうね」
「は~いっ!!」
倉石先生にいつもはこんな元気いっぱい返事なんてしないクセに…なによ。
みんな、調子がいいんだから。
そうして、倉石先生とダイちゃんの2人は、1限目の英語の授業が始まるため教室から出て行った。