スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「じゃあ、最後にクラスの代表として、学級委員の森本さん…前に出て」


ヒナの名前が呼ばれ戸惑っている俺の顔を見ると、倉石先生がクスッと笑った。


ハメやがったな…倉石先生のヤツ。


ヒナが後ろに隠してあった大きな花束を手に持ち、こっちに近づいてくる。


その姿を見ているだけで、俺の心臓は飛び跳ねる。


きっと、昔からヒナだけに反応する…この心臓。


そして、ヒナが黒板の前までやって来た。


久し振りに身長差20センチ以上のヒナの視線と俺の視線が合う。


自然とこぼれ落ちそうになる笑みを、少しだけ我慢して


「早川先生、今日までありがとうございました。これはクラス全員で書いた先生宛てのメッセージです。みんなで早川先生が先生になれることを応援してます」


ヒナから、ピンクの花束とメッセージカードを受け取る。


実習最後の日、こうして…みんなから、気持ちがこもった最高のプレゼントをもらった。
< 416 / 432 >

この作品をシェア

pagetop