スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「じゃあ、最後にクラスの代表として、学級委員の森本さん…前に出て」
ヒナの名前が呼ばれ戸惑っている俺の顔を見ると、倉石先生がクスッと笑った。
ハメやがったな…倉石先生のヤツ。
ヒナが後ろに隠してあった大きな花束を手に持ち、こっちに近づいてくる。
その姿を見ているだけで、俺の心臓は飛び跳ねる。
きっと、昔からヒナだけに反応する…この心臓。
そして、ヒナが黒板の前までやって来た。
久し振りに身長差20センチ以上のヒナの視線と俺の視線が合う。
自然とこぼれ落ちそうになる笑みを、少しだけ我慢して
「早川先生、今日までありがとうございました。これはクラス全員で書いた先生宛てのメッセージです。みんなで早川先生が先生になれることを応援してます」
ヒナから、ピンクの花束とメッセージカードを受け取る。
実習最後の日、こうして…みんなから、気持ちがこもった最高のプレゼントをもらった。