スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
さっきはあたしのことなんて知らないって言ったクセに…今度はどういうつもり?
「じゃ、行くか…」
それだけボソッと呟くとダイちゃんは先に職員室を出て行き、あたしはその後ろ姿を急いで追いかけて行った。
大きな背中にすぐ追いつくことができるのに、あたしはわざとダイちゃんの少し後ろをゆっくりと歩く。
小さい頃も…いつもこうしていたっけ。
ちょっと後ろから、自分より大きなダイちゃんの背中を見ながら歩くのが大好きだったから。
それにダイちゃんの背中を見てると
いつもホッとした気持ちになるから……。