スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「1回歩いただけじゃ覚えてないし…頼まれたんだったら案内してもらおうかな」


急に…なんなの!?


シレッとした顔をして、ダイちゃんがあたしの顔を見る。


「じゃ、お願いな」


そして、あたしの返事を聞かないうちに椅子から腰を上げ、こっちに向って歩いてきた。


それに合わせるかのように速くなっていく…あたしの心臓の音。


なんで、こんなにドキドキするの?


落ち着こうと思っても、そう思えば思うほど


胸のドキドキはうるさくなるばかりで、突然の展開にあたしの心臓は異常事態を起こしていた。
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