スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
『ダイちゃんのお嫁さんにしてって!』
あの頃は 神様がそれを叶えてくれると信じていて、何度も…そう口にしていた。
今、思い出すと、なんか…笑っちゃうけど。
「なにがおかしいんだよ?」
ダイちゃんが首を傾げ、思い出し笑いをするあたしの横顔を不思議そうに見る。
「…なんでもない。そうだなぁ。今はカッコいい彼氏が欲しいって、お願いするかなぁ?」
今 1番欲しいモノを正直に答えると
「…あっそ」
ダイちゃんが低い声で、それだけ言った。
自分から聞いてきたクセにっ!!
なんなの!その態度は。
それどころか、ダイちゃんは
「まぁ…せいぜい頑張れば?」
半分バカにしたような目つきであたしを見て、嫌味度100%のセリフを吐いたんだ。