スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「2人がどういう関係なのか、教えてくれますか?」


倉石先生は担任として、俺と自分の生徒がどういう関係なのか、知っておきたいらしい。


まぁ、そう思うのは当然だろうな。


ヒナが俺のことを、昔のクセで『ダイちゃん』って呼んだし…ヘンに思ったのかも。


「俺…昔、アイツの家の隣に住んでいたことがあるんです」


「そうなんですか。久し振りに会ってビックリしたでしょ?」


「まぁ…そうですね」


「何年振りに会ったの?」


「…10年振りです」


「だったら、なおさらビックリしたでしょうね…」


意味ありげにそう言い、俺の顔を凝視するように見てきた倉石先生。
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