スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
チラッとヒナの方を見ると、まず長いまつ毛にビックリした。
それに…白くて子供みたいに細い首筋。
ボタンを1つ外しているシャツから、時々顔を出している鎖骨も妙に色っぽくて──・・・
明らかに10年前とはちがうヒナがいた。
10年という歳月が こんなにも女の子を変身させるなんて。
だけど、大きな瞳以外にあの頃と変わらないモノを1つ発見した。
それは頼りなさそうな…“小さな手”だった。
思わず、俺はその手をあの頃と同じようにその手を…キュッと握った。