スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
握った途端、ヒナの柔らかくて小さな手から…あの頃と変わらない優しい感覚がして
この時、ヒナに対して初めて、俺は昔のように微笑んだ。
だけど、今朝…俺に自分の存在を無視されたヒナはご機嫌ななめモードのまま。
無意識なんだろうけど、拗ねると唇を尖らせて頬を膨らませるクセ。
やっぱり変わってねぇな。
俺はその拗ねた顔がお気に入りで、よくこの表情見たさにわざとヒナを怒らせることを言ったりした。
それにしても…ちょっと参った。
ヒナの機嫌が元に戻らない。
───どうすればいいもんだか。