スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

俺は 思ったままのことを、言っただけだったんだけど


ヒナはそれに怒ったのか、頬に添えられていた手を払うと


俺を追い越して1人で先を歩いて行く。



「いいから、早く礼拝堂に行こう」


「……冗談じゃねぇのに」



小さな背中に向って、もらした本音。


だけど、残念ながら…それはヒナに届かなかったみたいだ。
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