ペット化宣言


「え、えっと……」


いまさらすぎて堂々と言えないよ!
恥ずかしさが勝って、なかなか口に出せない。

そんな様子を分かってるはずなのに、船長さんはむしろ私に聞いてくる。



「なんで言えないんだよ。」




最終的にはいじけたようにテントの中に戻ってしまった。


「どっ、どうしようアレンさん!?」

「今のはユーリが悪いっすわ……」




頑張れ、と応援してくる船長さん。
確かに私が悪いのは分かってるんだけど…。

いざ船長さんを前にすると、緊張して言葉がでない。
どうしたら良いんだろう。
考えた結果、私は船長さんの元に向かった。




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