ペット化宣言
辺りを見渡すと、私を囲むようにして人だかりが。
そして、私の前には金髪のお兄さんが怖い形相で怒っていた。
「おまえ何者だ!?」
「海賊かもしれないぞ!」
「いや、もしかしたら怪物が化けてるかもしれない。」
あーだこーだと話し合う人たち。
いや、私そんな大層な物では…
ましてや怪物なんて論外ですから!
否定しようとしたとき「うるせぇ!」と金髪のお兄さんが怒鳴った。
それにより、辺りは静まる。
近付いてくる金髪のお兄さんに、私はただ動けず、立ち竦むだけしかできなかった。
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