逢いたくて

危機

1週間後に予約を入れてアパートに帰った

帰りの車で眠ってしまった私はいつのまにかベットにいた

目覚めてすぐおいしそうな香に包まれる

リビングへ行くと渉が目を細め私を見た

「ゆっくり眠れた?」

「うん」

「ご飯食べられるか?」

「うん」

キッチンに立つ渉のもとへいくと渉がチャーハンを作っていた

「携帯で調べたんだ。あんかけチャーハン!」

「おいしそう」

「気分は?大丈夫か?」

「うん」

「寒いから部屋にいな」

「……」

ぺとっ

料理する渉を後ろから抱きしめた

「ん?」

「ありがとう」
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