死神の嘲笑
以後、死神と死神ナンバー八十八は、言葉を交わす機会が増えていた。


『死神育成所』に設置されたベンチに腰掛け、会話のキャッチボールを続ける。

彼女も内気な性格のようで、親近感を覚える。

病弱な体質ながら、自分のすべきことはきっちりこなす彼女。

死神ナンバー七十四、それも外交的で友達の多い死神が唯一の友達。

そんな死神にとって、彼女と話をする時間は十分確保できた。


そして、彼女だけに咲かすことのできる、笑顔という名の花に、癒されていた。

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