彼氏くんと彼女さんの事情
「……そっ、か」
ヤスくんの言葉が胸にグサリと突き刺さる。
「……ごめん……。」
ヤスくんが、申し訳なさそうな顔で呟いた。
「いや、良いよ。……分かってたから、最初から」
春川くんが私のことなんて見てないって。
「………」
「戻った方が良いよ、先生来てる」
「……あぁ」
ヤスくんは自分の席に戻っていった。
「………」
全部、無駄なのかな。
私が何をしたって、言ったって、振り向いてもらえるように頑張ったって。
無駄なのだろうか。