天使な王子様と、無知な一人の少女がいました。
Chaptar1.思い人
ある晴れた日。
いつものように来る、9月17日(月)。

その下の、ちっちゃなカフェで特別に働く、
桜井 梨絵(さくらい りえ)。
まだ、中2の13歳だが、母子家庭の理由もあり、
オーナーは優しく受け入れてくれた。
__…オーナーとも打ち解けて、働くのが楽しみになっていた。

「狛枝さん、コーヒー2つと苺のミルフィーユお願い。あっ、コーヒーの1つは砂糖とクリーム多目ね。」
「はいはい」
「あっ、お客さん…いらっしゃいませ!」

(それにしても、今日はお客さんが多いし…外が騒がしいぞ??)

「客が落ち着いたら休憩するか。梨絵、お前疲れたろ?」
「(さっすが狛枝さん!分かってらっしゃるわ)うんっ!」

紹介遅れましたが、この人は狛枝 光輝(こまえだ こうき)。
26歳にしてカフェ“Cat Brain”を経営する
あたしの尊敬する人。
職場体験でたまたま知り合って、仕事先になっていたのだ。



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