理想恋愛屋
第零話 理想恋愛屋

 とあるオフィス街から少し離れたテナントビル。

少し薄汚れた外観ではあるが、しっかりとした小さな建物の一室にそこはある。


広告費をあまりかけれないため、申し訳程度に、お手製の“自称 ポスター”が掲示板に張り出されていた。




*──────────────*


   アナタの『恋』を
   お手伝いします!


*──────────────*



そんなうたい文句で紹介された『理想恋愛屋』は、アナタをお待ちしております。






.
< 1 / 307 >

この作品をシェア

pagetop