無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「私は副社長に近づくために、

秘書になった・・・

でも、もう、それも終わりです。

茶色い封筒は、

社長から愛奈さんに対する辞令です」



「…辞令?」



「私の父と、ここの社長は、

古くからの友人で、

私のわがままに、

いつも付き合ってくれるんです。

私が、ここを辞めて、

副社長の秘書役を、是非愛奈さんにと、

社長にお願いしました」



永遠子さんの喋り方は、

実に落ち着いていて、

悪意や嘘など、

全く感じなかった。


「どこかですれ違う度に、

私の事睨んでましたよね?」


「ごめんなさい・・・

私なりの小さな抵抗です」
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