無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「ご指名があったんですから、

しっかりやらせていただきたいのですが、

何分、秘書の経験がないので、

務まるか不安です」


「その点は心配無用」


「「え?」」


「私の秘書は、二人いる。

一人を愛奈さんの助手につけるよ」


「ですが、その方に負担になるのでは?」


「その点は大丈夫だろう。

秘書歴も長いし、手も早い。

どうかね愛奈さん、やってくれるか?」


「わかりました。

精一杯やらせていただきます。

ただ、今の部署の引継ぎが

終わり次第になりますが・・・」


黙って見守っていた俊が、


「そうだな。

その辺はしっかりやっておかないとな」

そう言って微笑んだ。
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