無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「そうだな、仕事に戻ろう」

「あの・・・」

私は俊のスーツを軽くつまんだ。


「どうした?」

「あの綺麗な方は秘書さん?」


私の質問に、苦笑いをした俊。

「そうだよ。

小野寺物産の令嬢らしいんだが・・・

名前は、小野寺 永遠子(とわこ)

オレは男の秘書をお願いしてたんだけどな。

社長がどうしても、と言うので

仕方なく・・・」


・・・社長の推薦なら仕方がない。

そう思った。

でも・・・


「綺麗な女性にはとげがあります。

・・・気を付けてくださいね?」

私の言葉に、俊は微笑んだ。


「オレが触れたいのはいつも、

愛奈だけだから、安心しろよ」

もう一度キスをした俊は、

先に部屋を出ていった・・・
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