無口な上司の甘い誘惑②~究極の愛~
「なんだ」

書類に目を通しながら、

答えた。


「竹内さんと、どういったご関係ですか?」

・・・

めくっていた手が止まった。

・・・

何で急にそんなことを聞いてくる?


「…前の部署の、部下と上司だが、

それが?」


「お付き合いされてるのかなぁと・・」


・・・付き合うどころか、

夫婦なんだが・・・

話が広まっては困る・・・

言わないでおいた方がよさそうだ。


「君の勘違いだろう・・・」

オレの言葉に、パッと顔が明るくなった。

…何なんだ一体。

「・・・よかった。

副社長の秘書になれて、

本当に良かったです」
< 35 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop